プラスチックコンテナ、プラダンコンテナなどの業務用の通い箱の種類と選び方
プラスチックコンテナなどの業務用の通い箱には様々な種類があります。
運ぶ製品・商品・部品の特質や輸送経路に合わせた規格品のプラスチックコンテナ、
オリコンやオーダーメイド（特注）のプラダンコンテナを選定します。
プラスチックコンテナ（コンテナボックス）などの業務用の通い箱（通函）には様々な種類がありますが、製造方法の違いから大きく２種類に分けられます。
プラモデルのように金型で射出成型して作ったプラスチックコンテナとプラダンシートやテクセルなどの中空ボードで作ったオーダーメイドの通い箱です。
プラスチックコンテナは金型費用を支払う必要が無いため、売れ行きの良いアイテムであれば安価に短納期で購入できます。
オーダーメイドのプラダンコンテナなどは初期投資（イニシャルコスト）の木型代がかかる場合がありますが、自由なサイズで製作することができます。
イワキパックスではお客様のご用途に合わせた最適な通い箱を選定します。
通い箱の選び方
― 通い箱をどのように選定するか
通い箱を選定する際、海上コンテナやパレットなどのユニットロードシステムのサイズを確認します。海上コンテナやパレットは様々なサイズがあるので、大きな単位からサイズを確定させます。パレットのサイズを決定するか、もしくはパレットを使わずに手運びで輸送するかを決めたあと、通い箱のサイズを選ぶのが一般的です。まずは規格品のプラスチックコンテナ（コンテナボックス）のカタログを検索し、求めるサイズを選びます。プラスチックコンテナは新しい金型が続々と作られ、長尺（長さが長い）品や特殊な通い箱も増えています。
どうしてもカタログの中から求める大きさの通い箱が見つからない場合、オーダーメイドの通い箱を選択することになります。ストロー状の筋目があるプラダンシートやハニカムコア構造（蜂の巣状で６角形）のテクセルシートを使った通い箱がこれにあたります。
オーダーメイドの通い箱を使う機会が多い搬送物（製品・商品・部品）は長尺（長さが長い）品や、高さが高いものです。長尺の搬送物はパレットをオーバーハングしてはみ出してしまうので、規格のプラスチックコンテナから選定することが難しくなります。また、高さが高い搬送物に関しても、規格品のプラスチックコンテナから選ぶのが難しいです。
さらに、帰り便は折りたたんで返却したい場合はオリコン（折りたたみコンテナ）を検討したり、中に入れる部品の特性に応じて「標準」「帯電防止」「導電」といったグレードを選ぶことになります。
プラスチックコンテナ（コンテナボックス）
主にポリプロピレン（PP）を金型で成型した規格品の通い箱です。
PPは比重が0.9と軽いため、軽くて扱いやすいのが特徴です。
メーカーで常に在庫しているアイテムが多いため、少量でも短納期で手に入れることができます。もっとも一般的で手に入れやすい通い箱です。
「オリコン」 折りたためるプラスチックコンテナ（コンテナボックス）
プラスチックコンテナと同様にポリプロピレン（PP）を金型で成型した規格品の通い箱です。
折りたためないプラスチックコンテナと違い、帰り便は折りたたんで輸送して使われています。折りたたむことで、帰り便の輸送コストを削減できます。
飲料や衣服、電子機器の完成品など、様々な搬送物（製品・商品・部品）を輸送するのに使われています。
「プラダンコンテナ」 オーダーメイドの通い箱
プラダン（ポリプロピレン（PP）を金型で押出成形したシート材）をプレス加工したあとに、フレームやコーナーなどの成型された部材と組み合わせて作られた箱です。
規格品のプラスチックコンテナなどと違い、オーダーメイドで求めるサイズの通い箱を作れます。イニシャルコスト（初期投資）としてプレスの木型代がかかることがあります。ただし、少量で生産する際にはカッティングマシンを使い、木型を作らずに製作することがあります。
通い箱に採用されているプラダンシートは、100均などで売られているプラダンシートと違い、様々な厚さ、目付け（単位面積あたりの重さ）、色、グレード（標準、帯電防止、導電）を選ぶことができます。
プラダンコンテナは規格品のプラスチックコンテナやオリコン（折りたたみコンテナ）とは異なり、フレームやコーナーなどの部材に凹凸が多いです。イワキパックス株式会社は、プラダンコンテナの凹凸を綺麗に吸収できるオーダーメードの仕切り《FLシリーズ》をご提案します。仕切りに使用している、オリジナルの素材「FLシート」は、ほどよい緩衝性と剛性で製品、部品を守りプラダンコンテナにぴったり合った仕切りをご提案します。
「折りたたみプラダンコンテナ」 オーダーメイドの折りたためるプラダンコンテナ
プラダン（ポリプロピレン（PP）を金型で押出成形したシート材）をプレス加工したあとに、フレームやコーナーなどの成型された部材と組み合わせて作られた箱です。通常のプラダンコンテナとは違い、箱の側面にヒンジ構造を設けて折りたためるようにしてあります。
規格品のオリコンの中に求めるサイズが見つからない場合に選びます。
