物流あれこれ
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オリコン(折りたたみコンテナ)のサイズ、積み付けパターンとオリコンの選び方
オリコン(折りたたみコンテナ)は20L未満から75L以上まで様々な容量があります。広く普及していて一般的な30L・40L・50L・60L、さらに、55L・75Lのサイズや特徴を覚えれば物流に関する業務がスムーズになります。
プラスチックコンテナ(通い箱)の各メーカーは、規格と呼称してはいないものの、容量ごとにほぼ同じサイズのオリコンをラインナップしています。 これはパレットへの積み付けを考慮してのものです。基本的な容量と積み付けパターンの組合せを把握すると良いです。
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物流2024年問題に対応できる物流資材(パレット・パレットボックス) 【輸送コスト(物流コスト)削減】
物流業界では2024年4月よりトラックドライバーの働き方改革が始まります。(本記事作成は2024年3月) 「運賃」と「料金」の明確化と荷待ち時間の短縮、および荷役(商品の積み下ろし)時間の短縮が進んでいます。
そのため、ドライバーが手運びで運搬していた搬送物(製品・商品・部品)を集合包装し、積み下ろしをパレットとフォークリフトに改善することで荷役時間の短縮を狙った製品の案内が増えています。
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輸送中の振動による搬送物(製品・商品・部品)の傷(キズ)付きや凹みを抑えることができる緩衝材や仕切り
通い箱(通函)に、緩衝材や仕切りを使わずそのまま搬送物(製品・商品・部品)を入れて運ぶことが出来れば、通い箱以外の費用はかかりません。搬送物(製品・商品・部品)が丈夫なものであれば、緩衝材や仕切りの削減で物流費が浮き、資源の無駄も省けます。
しかし、車(車両)、鉄道、船、飛行機など輸送経路の安全性に違いはあっても、ほとんどの搬送物(製品・商品・部品)は何らかの緩衝材や仕切りを必要とします。
特に、表面が傷つきやすい搬送物(製品・商品・部品)であれば、緩衝材や仕切りの導入は必須となります。 電子機器(電子部品)などの精密機器であれば、振動や落下の衝撃対策に加え、静電気放電(ESD:Electro-Static Discharge)対策が必要になります。
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リサイクル素材を使用した通い箱(プラスチックコンテナ)
プラスチックコンテナの原材料は主にポリプロピレン(PP)です。リサイクルのポリプロピレンを原材料として使用したプラスチックコンテナが普及しはじめています。
プラスチックコンテナを通い箱として使用すると、ユーザー(客先)の倉庫や運送途中でプラスチックコンテナに印刷された貴社の社名が露出します。 見られる機会が多い通い箱に、リサイクルのプラスチックコンテナを採用すれば企業イメージ向上に繋がります。また、リサイクルのプラスチックコンテナを購入することでCO2排出量削減ができます。
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プラダン・ダンプラ(プラスチックダンボール)・プラベニヤ(プラベニア)の呼び方
プラダン・ダンプラ(プラスチックダンボール)・プラベニア(プラベニヤ)の一般名には「一体押出中空板」などがあります。しかし、そういった呼び名は普及しておらず、包装・物流業界の現場では「プラダン」や「ダンプラ」で通じます。
プラスチックダンボールの呼び方をまとめます。
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プラスチックコンテナ(通い箱)の寸法表記 - 内寸と有効内寸 -
プラスチックの通い箱の内のり寸法には内寸と有効内寸があります。ダンボール箱であれば内のりのサイズは内寸だけです。
プラスチックコンテナはテーパー(傾斜)がありスタッキングできるため、単体で使用する場合とスタッキングして使用する場合で内のりの寸法が変化します。そのため、内寸と有効内寸と分けて表記する必要があります。
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リスボックス、サンボックス、テンバコ、ヒシコンなどプラスチックコンテナのブランド名や愛称(通称)について
プラスチックコンテナはそれぞれのメーカーごとに愛称(通称)があります。プラスチックコンテナの各メーカーはブランド名をカタログに載せています。
物流の現場ではプラスチックコンテナを各メーカーのブランド名で呼ぶことがあるので、それらを覚えておくとスムーズにコミュニケーションがとれます。
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通い箱のSNPとは ―通い箱やパレットの費用計算について―
物流用語のSNPとはStandard Number of Packageの頭文字を取った略語です。出荷梱包単位と訳され、1箱に入れる搬送物(製品・商品・部品)の数量を表しています。収容数や入数(いりすう)などと表現することもあります。