プラスチックコンテナ(通い箱)の寸法表記 - 内寸と有効内寸 -

 プラスチックの通い箱の内のり寸法には内寸と有効内寸があります。ダンボール箱であれば内のりのサイズは内寸だけです。

 プラスチックコンテナはテーパー(傾斜)がありスタッキングできるため、単体で使用する場合とスタッキングして使用する場合で内のりの寸法が変化します。そのため、内寸と有効内寸と分けて表記する必要があります。

外寸とは

プラスチックコンテナ(通い箱)の寸法表記と外寸

 プラスチックコンテナ通い箱)の外寸はその名の通り一番外側の寸法にあたります。ユニットロード(パレットや海上コンテナ)のサイズを決める時には外寸から割り出します。

 通常は「がいすん」と呼びますが、おおよその寸法の意味になる「概寸」と区別するために「そとすん」と呼ぶ場合があります。

内寸とは

 ダンボール(段ボール)箱であれば内寸は内のりの寸法であり、内寸と有効内寸を区別しません。しかし、プラスチックコンテナはダンボール箱とは違い、射出成型したあとに金型から外す必要があるためテーパー(傾斜)があります。

プラスチックコンテナ(通い箱)の寸法表記と内寸

 内寸の幅×奥行き(W[width]xD[depth])に関してはプラスチックコンテナの上面の幅x奥行きの値であり、高さ(H[height])は内側の底面から上面までの高さです。

有効内寸とは

 有効内寸の縦横は、プラスチックコンテナの内側で最も狭い底面のサイズであり、高さは積み重ねたとき(スタッキングしたとき)に上の箱の底部が下の箱の内容物にあたらない高さです。つまり、プラスチックコンテナの有効内寸とは実際に使えるサイズ(容量)と言えます。

プラスチックコンテナ(通い箱)の寸法表記と有効内寸

 幅×奥行き(W[width]xD[depth])はプラスチックコンテナの底の値であり(プラスチックコンテナにはテーパーがあるため、内寸の方が有効内寸よりも大きくなります)、高さ(H[height])はプラスチックコンテナを上下に積み重ねた(スタッキングした)ときに、下の箱に入れたものが上の箱の底部に緩衝しない高さです。(プラスチックコンテナの内寸は、積み重ねず単体使用で上部の箱が無い場合の、底部から箱の上面いっぱいまでの高さです)

 プラスチックコンテナの「有効内寸」における高さは、積み重ねた(スタッキングした)ときを基準に表示しています。

プラスチックコンテナ(通い箱)について、詳細な形状を知りたいとき

 プラスチックコンテナの形状を確認したいときは、メーカーの代理店に問合せをします。代理店はメーカーと相談の上、お客様にプラスチックコンテナのサンプルを貸与できます。

 仕切りやプラスチックコンテナ(通い箱)をご検討なさる際は弊社のような代理店にお問合せ下さい。

通い箱の種類と選び方

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