輸配送の運行効率(実働率、積載効率、実車率)とは
積載効率とは|輸配送の運行効率(実働率・積載効率・実車率)を解説
輸配送の運行効率は 実働率 x 積載効率 x 実車率 の式で求められます。
なかでも積載効率は、車輌の空間をどれだけ有効に使えているかを示す指標で、物流コストの削減に直結します。それぞれの式を分解して理解すれば、どの部分の効率性を上げれば良いかが見えやすくなります。
実働率とは
実働率は時間的な尺度でみた効率性です。車輌が運行可能な時間のうち、実際に稼動している時間(実稼動時間)の割合です。
実際に稼動している時間とは、走ったり積み込んだり(荷役したり)している時間に加え、納品の際に物流センターなどの構内に入る順番待ちしている時間などの「手待ち時間」も加えた時間です。

積載効率とは
積載効率は空間的な尺度でみた効率性です。車輌の積込み可能な最大空間のうち、通い箱やパレットなどの貨物が載っているスペースの割合です。
パレットの平積みからボックスパレットを2段積みするなどの方法で改善できます。

積載効率 = 実積載スペース / 最大積載スペース
積載効率と積載率の違い
この記事で定義している積載効率は 実積載スペース / 最大積載スペース ですが、積載効率を単に「積載率」と表現し、「積載率」 x 実車率を積載効率とする場合があります。また、国土交通省の統計では積載効率をトンキロベースで表し、前述の「積載率」 x 実車率の積載効率に近い考え方です。
この記事では、物流の現場で改善ポイントを見つけやすくするためのフレームワークとして扱いますので、
積載効率 = 実積載スペース / 最大積載スペース
としています。
積載効率を改善するメリット
積載効率が上がると、1回の輸送で運べる貨物量が増えるため、輸送コストの削減に直結します。同時に、トラックの運行回数が減ることでCO2排出量の削減にもつながります。近年は物流の2024年問題やドライバー不足を背景に、少ない台数・少ない人員で同じ量を運ぶ必要性が高まっており、積載効率の改善は物流現場の急務となっています。
イワキパックスでは積載効率を改善できる内装材(仕切りや緩衝材)をご案内しております。
折りたためる仕切りを使って帰り便の積載効率をあげたり、SNP(ひとつの通い箱あたりに入れられる数)を改善して積載効率をあげたり、いくつかの改善策をご提案しております。
積載効率の改善事例
実車率とは
実車率とは、車輌が走った距離のうち、貨物を載せて運んだ距離の割合です。
行きに貨物を積み、帰り便は積載せずに空荷で帰ってくると実車率は50%になります。帰り便に他社の荷物を積む混載や共同配送を活用することで改善できます。

実車率 = 積載して走行した距離 / 総走行距離
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