輸送中の振動による傷(キズ)付きや凹みを抑えることができる緩衝材や仕切り

輸送中の振動による搬送物(製品・商品・部品)の傷(キズ)付きや凹みを抑えることができる緩衝材や仕切り

 通い箱(通函)に、緩衝材や仕切りを使わずそのまま搬送物(製品・商品・部品)を入れて運ぶことが出来れば、通い箱以外の費用はかかりません。搬送物(製品・商品・部品)が丈夫なものであれば、緩衝材や仕切りの削減で物流費が浮き、資源の無駄も省けます。

 しかし、車(車両)、鉄道、船、飛行機など輸送経路の安全性に違いはあっても、ほとんどの搬送物(製品・商品・部品)は何らかの緩衝材や仕切りを必要とします。

 特に、表面が傷つきやすい搬送物(製品・商品・部品)であれば、緩衝材や仕切りの導入は必須となります。
 電子機器(電子部品)などの精密機器であれば、振動や落下の衝撃対策に加え、静電気放電(ESD:Electro-Static Discharge)対策が必要になります。

通い箱(通函)輸送の緩衝材と、
段ボール輸送の緩衝材

架橋発泡ポリエチレンフォームのサンプル帳

 プラスチック製の通い箱(通函)輸送の緩衝材には、何度も使える硬めで低発泡の材質が向いています。その中でも、振動で搬送物(製品・商品・部品)と緩衝材がこすれてもキズになりにくいキメが細かい素材が向いています
 粒となって欠けやすいような高発泡の発泡スチロール(EPS)やその他の高発泡(質感がスポンジ状)で柔らかすぎる緩衝材は向いていません。また、いわゆるエアキャップなどの気泡入り緩衝材などの、使い切りの素材も適していないです。
 そのような素材は段ボールで一度きりの輸送に向いています。

通い箱(通函)輸送の仕切りと、
段ボール輸送の仕切り

 プラスチック製の通い箱(通函)輸送の仕切りには、プラ段(プラスチック段ボール)や、低発泡のポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)の板材(シート材)が向いています。
 傷つきやすい搬送物(製品・商品・部品)を運ぶ際には、それらのシート材に緩衝性があるシートを貼付けた素材を使用することをお勧めしています。

ぷちぷち(気泡入り緩衝材)と段ボールの仕切り

 外装に段ボールを使った一度きりの輸送では、内部も段ボール製の仕切りを使う事が多いです。同じ紙系の素材では、コートボールやボール紙で仕切りを採用することがあり、それらの材質を使用すればリサイクルしやすいです。
 傷つきやすい搬送物(製品・商品・部品)を運ぶ際には、いわゆるエアキャップなどの気泡入り緩衝材や高発泡のポリエチレンシート材で搬送物(製品・商品・部品)を包んでから仕切りに入れると良いです。

緩衝材や仕切りの役割と必要性

 利益を圧迫するような包装資材費や物流資材費はできれば増やしたくないです。そのような発想のもと、包装資材や物流資材を過度に省略することによる事故が希に起きます。
 顧客に到着した搬送物(製品・商品・部品)に傷が付いているとブランドや企業イメージを著しく損ないます。

ロボットがプラスチックコンテナを運んでいるイメージ

 搬送物(製品・商品・部品)を守る緩衝材や仕切りは「ブランドや企業イメージを守っている」とも言えます。

通い箱(通函)の緩衝材や仕切りの形状(仕様)、材質、価格について

 長期にわたり継続的に購入している包装資材や物流資材は、価格を相場と比較することが無くなっていきます。

 仕切りや緩衝材の見なおしをなさる際は、弊社のような包装資材や物流資材の取扱店(ディーラー)にお問合せ下さい。

通い箱の種類と選び方

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