輸配送の運行効率とは

 輸配送の運行効率は 実働率 x 積載効率 x 実車率 の式で求められます。それぞれの式を分解して理解すれば、どの部分の効率性を上げれば良いかが見えやすくなります。

実働率とは

 実働率は時間的な尺度でみた効率性です。車輌が運行可能な時間のうち、実際に稼動している時間(実稼動時間)の割合です。
 実際に稼動している時間とは、走ったり積み込んだり(荷役したり)している時間に加え、納品の際に物流センターなどの構内に入る順番待ちしている時間などの「手待ち時間」も加えた時間です。

実働率  

実働率 = 実稼動時間 / 運行可能時間

積載効率とは

 積載効率は空間的な尺度でみた効率性です。車輌の積込み可能な最大空間のうち、通い箱やパレットなどの貨物が載っているスペースの割合です。

 パレットの平積みからボックスパレットを2段積みするなどの方法で改善できます。

積載効率

積載効率 = 実積載スペース / 最大積載スペース

 イワキパックスでは積載効率を改善できる内装材(仕切りや緩衝材)をご案内しております。
 折りたためる仕切りを使って帰り便の積載効率をあげたり、SNP(ひとつの通い箱あたりに入れられる数)を改善して積載効率をあげたり、いくつかの改善策をご提案しております。

積載効率の改善事例

実車率とは

 実車率とは、車輌が走った距離のうち、貨物を載せて運んだ距離の割合です。

 行きに貨物を積み、帰り便は積載せずに空荷で帰ってくると実車率は50%になります。

実車率

実車率 = 積載して走行した距離 / 総走行距離

      

 

運行効率を改善するには

 輸配送の 運行効率 = 実働率 x 積載効率 x 実車率 です。実働率や実車率はトラックなどの運用を効率化して改善できますが、積載効率は貨物の中の空間(スペース)を効率良く使うことが求められます。

冬の高速道路を走るトラック

 通い箱の内装材(仕切りや緩衝材)を改善して運行効率または積載効率をあげたいときは、弊社のような内装材専門のメーカーに問い合わせると解決のヒントが見つかると思います。

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